ウチの人が独身自体から19年11ヶ月飼い続けていた先代猫のにあくんを亡くしてから、1年。にあくんとの別れが悲しかっただけに二度と飼わぬと誓っていたウチの人でしたが、子ども達が飼いたいと言い出し、テストで100点取ったらなんて、小学生レベルな約束に長男ががんばって100点をゲット。そもそも、猫切れになってきたウチの家族なので、誰も反対をすることもなく、仕方ないなーを理由に飼う方向へ。
もちろん、ペットショップで買う気なんてさらさらないので、ネットの里親募集サイトを毎日のように探索。いいなーって思うコは遠距離だったり、近いコはちょっと歳食ってたりで、なかなか決められず。そんな中、ある保護施設が募集をしていた猫たちに目が止まり、とりあえず家族総出で見学に行く事にしました。
昔ながらの住宅街、未だに文化住宅の立ち並ぶせせこましい町並、鉄筋コンクリートながらも古めかしいアパートに失礼ながら少々ひきましたが、案内していただいた猫部屋は外からは想像もできないほど、広く、きれいで、多くの猫がいるにもかかわらず、とても清潔感がありました。
最初にお目当てのコがいる部屋を案内していただきましたが、残念ながらそのコは先客が決められたようで、ここでかなりのトーンダウンしてしまいました。やはりカワイイコは人気ですね。しかし、同時に保護された親族数匹たちもとてもかわいく、中には耳が寝たまま震え上がってキャットウォークから降りてこないコもいますが、ほとんどのコが人に慣れていて、ベタベタとすり寄ってきます。おもちゃにも反応しまくりで、飛び跳ねて遊んでいました。
しばらくその部屋で青猫を満喫したあと、次は1年程前に(私は知りませんでしたが)ニュースにもなったほどの鶴見緑地アメショ大量遺棄事件のうちの4匹に会いました。
このコたちもとても人なつっこくて、ベタベタとからみついてきて、しまいには、私の膝でくつろぐ始末、、既に成猫で甘やかされてるのか、アメショだからか、かなり大きいのですが、もふもふしてかわいいすぎ、、かなり気に入ったのですが、、色々と諸事情があり、このコたちを選ぶことはできませんでした。
次は22匹が同居している成猫の部屋(最初の写真)へ。
病気やケガから生還したり、諸事情を抱えている成猫たちなので、なかなか引き取り手がないようです。先代を亡くしているだけに、なるべく長く一緒に居れるコを選びたい私たちには、申し訳ないけど、このコたちから選ぶことはできませんでした。
お邪魔した時には、ボランティアさんはお二人しかいなかったのですが、帰る頃にはいつのまにか5人ほどに増えていて、こうして皆さんで掃除や世話をされるんでしょうね。頭がさがります。
今回、残念ながらこの施設のコたちの里親にはなれませんでしたが、あんなに多くの猫に囲まれたことがなかったので、とてもいい経験をさせていただきました。ただ、ボランティアの方々は本当に献身的にどの猫達にも接しておられ、区別なく愛されているのに、、そんな中から利己的にお気に入りのかわいいコを選んで連れ去るなんて、いかがなものかと。。このコたちはここにいる方が幸せなんじゃないかと。。ちょっと考えてしまいました。
ところで、猫密度がかなり高かったので、さすがに長男の猫アレルギーが勃発。帰りには目の周りがジンマシンの如く腫れ上がるほど、、こんなんで猫を飼えるのでしょうかね。。